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高森明勅
2015.11.2 03:48

ペリリュー島ご訪問、追補

天皇陛下は今年、戦後70年にちなみ、長年の宿願であられた
ペリリュー島ご訪問を執念で実現された。

英霊たちがどれほど喜ばれたことか。

しかし、ジャーナリストの工藤美代子氏によれば、
次のような事実があったらしい。

「後日知った情報では、両陛下はこのときかなりお疲れをおして
パラオ行きを強行されたと
いう。

倒れるかもしれない、というご体調にありながら、
なお強い意思をもってこの慰霊の旅が完遂されたと聞く。

今回、両陛下は海上保安庁の巡視船『あきつしま』に宿泊された
のだが、
その医務室で点滴などを受けられながら晩餐会や慰霊地訪問に
臨ま
れたとも仄聞した」と。

尋常なご覚悟ではなかったことを、改めて拝し得る。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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